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【C++】math.hを使った三角関数(sin・cosなど)の使用方法について解説
最終更新日時:2021-03-11 08:26:43



本記事では、C++のmath.hというライブラリを用いた、三角関数の使用方法について解説します。また、三角関数以外で、math.hを使用した基本関数についての解説は、「【C++】math.hを使ったべき乗・絶対値・平方根・剰余などの基本計算の関数について解説」に記載しているので、ご覧ください。

math.h

math.hとは、タイトルに記載されたような計算を可能にするライブラリです。これらの他にもsin、cosなどの三角関数の計算もこのライブラリで可能となっています。使用方法は、まず、以下のようにヘッダーファイルを読み込みます。

#include<math.h>

三角関数の紹介

以下の表がそれぞれの計算に対応する関数です。表を見ると全ての関数において、返り値の型がdouble型であることがわかります。

計算方法関数返り値
sinsin(x)
double
coscos(x)
double
tantan(x)
double

サンプルコード

#include <iostream>
#include<math.h>
using namespace std;

int main(){

    cout << "sinを計算" << endl;
    cout << sin(2*M_PI) << endl; //sinを計算
    cout << sin(1.5*M_PI) << endl; //sinを計算
    cout << "cosを計算" << endl;
    cout << cos(1.5*M_PI) << endl; //cosを計算
    cout << cos(1.5*M_PI) << endl; //cosを計算
    cout << "tanを計算" << endl;
    cout << tan(1.5*M_PI) << endl; //tanを計算
    cout << tan(1.5*M_PI) << endl; //tanを計算
    return 0;
}

実行結果

sinを計算
-2.44929e-16
-1
cosを計算
-1.83697e-16
-1.83697e-16
tanを計算
5.44375e+15
5.44375e+15

まとめ

本記事ではC++で三角関数の計算方法について解説しました。最後に内容をまとめます。

  • math.hを使用することで三角関数の計算が可能
  • 演算を行う場合、返り値はdouble型

これらの計算以外にも、math.hでできる計算があるので、そちらも今後紹介していきます。