C++における条件分岐(if文、switch文)について解説します。
if文
if文は、指定した条件が真である場合に、指定した文を実行するためのものです。
if (condition) { // conditionが真の場合に実行される文 }
以下は、変数xが10より大きい場合に「xは10より大きい」という文を表示する例です。
int x = 15; if (x > 10) { cout << "xは10より大きい" << endl; }
if, else文
if-else文は、指定した条件が真である場合にはifブロック内の文を、偽である場合にはelseブロック内の文を実行するためのものです。
if (condition) { // conditionが真の場合に実行される文 } else { // conditionが偽の場合に実行される文 }
以下は、変数xが10より大きい場合に「xは10より大きい」、そうでない場合に「xは10以下」という文を表示する例です。
int x = 8; if (x > 10) { cout << "xは10より大きい" << endl; } else { cout << "xは10以下" << endl; }
if, else if, else文
if, else if, else文は、複数の条件に基づいて文を実行するためのものです。条件は、if文やelse if文で指定します。
if (condition1) { // condition1が真の場合に実行される文 } else if (condition2) { // condition2が真の場合に実行される文 } else { // 上記の条件以外の場合に実行される文 }
以下は、変数xが10より大きい場合に「xは10より大きい」、変数xが5より大きい場合に「xは5より大きく10以下」、そうでない場合に「xは5以下」という文を表示する例です。
int x = 7; if (x > 10) { cout << "xは10より大きい" << endl; } else if (x > 5) { cout << "xは5より大きく10以下" << endl; } else { cout << "xは5以下" << endl; }
C++の条件分岐には、複数の条件を組み合わせて使うこともできます。例えば、if文の中に論理演算子を使って複数の条件を指定することができます。また、switch文を使って、複数の条件を判断することもできます。C++の条件分岐を使いこなして、プログラムの制御フローを正確に制御することができます。
論理演算子を使った条件分岐
論理演算子を使った条件分岐を行うこともできます。C++では、以下の論理演算子が使えます。
- &&(論理積)
- ||(論理和)
- !(論理否定)
以下は、論理演算子を使って変数xが10より大きく、かつ変数yが5より大きい場合に「xは10より大きく、かつyは5より大きい」という文を表示する例です。
int x = 15; int y = 7; if (x > 10 && y > 5) { cout << "xは10より大きく、かつyは5より大きい" << endl; }
switch文を使った条件分岐
switch文は、複数の条件に基づいて文を実行するためのものです。条件には、整数型、文字型、列挙型が使えます。
switch (expression) { case value1: // value1に対応する文 break; case value2: // value2に対応する文 break; default: // 上記の条件以外の場合に実行される文 break; }
以下は、変数xの値に応じて、「xは1」、「xは2」、「xは3」、それ以外の場合に「xは1,2,3以外」という文を表示する例です。
int x = 2; switch (x) { case 1: cout << "xは1" << endl; break; case 2: cout << "xは2" << endl; break; case 3: cout << "xは3" << endl; break; default: cout << "xは1,2,3以外" << endl; break; }
以上が、C++における条件分岐についての説明です。条件分岐を使いこなして、プログラムの流れを正確に制御しましょう。