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【Python】listの要素の追加・削除の方法について解説(Python3)
最終更新日時:2022-06-01 13:19:45



この記事ではPython(Python3)のlistの要素の追加や削除について解説しています。listの基本的な使い方についてはPythonでのlistの使い方(Python3)で解説していますのでそちらをご覧ください。

listの要素の追加

listに要素を追加するときは、一般的な方法が2種類あります。appendメソッドとinsertメソッドです。

appendメソッド

appendメソッドはlistの最後に要素を加えます。次のように記述します。

リスト名.append(追加したい要素)

実際に使ってみます。

list1=['a','b','c','d','e']
list1.append('f')
print(list1)
print(len(list1))

実行結果

['a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f']
6

追加したい要素'f'がlistの最後に加えられます。

insertメソッド

insertメソッドは

リスト名.insert(追加したい場所のインデックス番号,追加したい要素)

のように記述します。

例えば元から宣言されているlistの最初に要素を追加する場合は次のようになります。

list1=['b','c','d','e']
list1.insert(0,'a')
print(list1)
print(len(list1))

実行結果

['a', 'b', 'c', 'd', 'e']
5

追加したい要素'a"がlistの0番目、つまり最初に追加されます。

listの要素の削除

listから要素を削除するときは2種類の方法が考えられます。delとpopメソッドです。ただ単純に値を削除したいときはdel、削除する値を使用するときはpopメソッドを使用します。

del文

del文は変数やオブジェクトを削除するための文法です。del文を用いることでlistの特定の要素を削除出来ます。また、list自体の削除も行えます。

list1=['a','b','c','d','e']
#list1の0番目を削除
del list1[0]
print(list1)
#list1自体を消去
del list1
print(list1)

実行結果

['b', 'c', 'd', 'e']
NameError: name 'list1' is not defined

出力の一行目について、list1の0番目に格納されていた'a'が消去されているのが分かると思います。出力の二行目はエラーとなっていますが、これはlist1を消去してしまったため定義されていなく、出力が出来ないためです。

popメソッド

popメソッドはlistの要素の消去を行うとともに、消去した要素を返り値として返します。削除する要素のインデックスを引数として渡します。引数を渡さない場合はlistの最終要素を消去します。

list1=['a','b','c','d','e']
#list1の0番目を削除
str1=list1.pop(0)
print(list1)
print(str1)
str2=list1.pop()
print(list1)
print(str2)

実行結果

['b', 'c', 'd', 'e']
a
['b', 'c', 'd']
e

一回目のpopで0番目の要素を削除しstr1に代入します。str1には'a'が代入されます。二回目のpopでは最終要素を削除しstr2に代入します。str2には'e'が代入されます。

この記事のまとめ

今回はlistの要素の追加・削除についてまとめました。今回の要点を復習しましょう。

  • listの要素の追加はappendメソッドをまたはinsertメソッド
  • listの要素をただ削除するときはdel
  • listの削除した要素を別の箇所で用いたいときはpopメソッド

pythonの配列操作を活用しましょう!