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【C++】C++で処理を一時停止する方法(sleep関数の使い方)について解説
最終更新日時:2024-01-14 02:26:14



C++において、処理を一定時間停止する方法としてsleep関数を使用することができます。この関数は、指定された秒数だけ処理を停止し、その後に処理を再開します。


sleep関数は<unistd.h>ライブラリで定義されており、以下のように使用します。

#include <unistd.h>

unsigned int sleep(unsigned int seconds);

引数には停止する秒数を指定します。返り値は停止中に残りの秒数を返すことがありますが、システムによっては常に0を返す場合もあります。

以下に、sleep関数を使用したプログラムの例を示します。

タイトル:sample.cpp

#include <iostream>
#include <unistd.h>

int main() {
    std::cout << "Start" << std::endl;
    sleep(3); // 3秒間停止
    std::cout << "End" << std::endl;
    return 0;
}

このプログラムを実行すると、Startと表示された後、3秒間処理が停止されます。その後にEndと表示されます。


なお、sleep関数はプロセス全体を停止させるため、マルチスレッドプログラムにおいては注意が必要です。また、1秒未満の時間を指定することもできますが、精度は保証されません。